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背徳のマリア/綺月陣 感想

2013年05月12日 12:43

とにかく病みBLを読みたい、という欲求からがんばって発掘しているシリーズ。
今回は主にamazonのリストマニアとレビューで気になったものから、『背徳のマリア(上下巻)』


背徳のマリア (上) (ガッシュ文庫)背徳のマリア (下) (ガッシュ文庫)


以前ちらっとさわり部分に触れています。ネタバレになるかも…?→こちら

ネタバレなしにざっくり書くと…というかどこからネタバレなのか人によってさまざまな気がするのでかなりふんわり表現すると、
相当重い。
これはBL…というくくりに入るのか?と思うようなジャンル。ものすごい執念でひとりの男性にすがる人の話。
脇カプの兄弟は出番が多めで、このカプも相当病んでいるので病み兄弟好きな人はたまらないはず。
けれどメインカプがとにかく重くて、痛い描写が相当多くても大丈夫な人向け。そのぶん病み成分はじゅうぶん。
人によっては、しばらくあとを引きずるレベルなので要注意です、たぶん。


以下ネタバレです。


すさまじい執念に恐怖するBL


最初、主人公が完全に性転換した状態で始まったので戸惑ってしまった。延々と続くNLの生々しい表現…これはBL…というくくりに入るのか?と疑問符が浮かびながら読み進めたわけです。


ざっとあらすじを説明すると…
めちゃくちゃ好きな親友に「別荘買おうぜ、将来お互いの家族を連れてこの別荘に遊びにこれたらステキやん?」を真に受け女性とケコンし、
「おまえが女だったらケコンしてたよー」を真に受け自分を死んだことにして性転換し親友のもとに現れ、
親友はすべてを受け入れて一緒になってくれたけど、今度は子供がほしいあまり自分で自分の腹を切って卵子を埋め込むも途中で失神し、最終的に半身不随+言語障害が残って車椅子END

途中に出てくる脇カプ兄弟は、特に医者の兄がヤンデレ。
兄は、弟の手術を執刀するどさくさに紛れて自分と弟から作った受精卵的なものを体内へ。術後、弟は何も知らないまま入院生活を送るけれど、次第に自分の身体の変化に気付き、腹の中で動く何かに恐怖し自分の腹を…。弟は一命を取り留めるが、兄は精神崩壊。


重い。めちゃくちゃ重い。


たぶん、真正面からいけばいちばん簡単だったのに、ものすごく回り道をしたうえ、道中崖から落ちて重症を負いボロボロになってしまった、というシンプルなおはなし。だけどその回り道の仕方と、重症具合が尋常じゃなかった。

たびたびグロかったり痛かったりする描写があるけれど、クライマックスでもあるセルフ手術のくだりがいちばん痛い描写でした。自分で自分の腹を裂くほどのすさまじい執念に恐怖しながらもすばらしい病みっぷり、業が深い話です。

わたしは執着系が好きなのですが、ここまでのレベルは初めてでした。読んでいる最中は、いったいどこまで堕ちるのか、どう収拾をつけて終わるのかがまったく読めず、非常にワクワクして読めました。

こうも読者を選ぶ作品が、きちんと世に出て、それを読むことができるのはすばらしい。としみじみする作品です。


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